季語いろいろ【下手イラスト手がき絵俳句ブログ】
CATEGORY春

「熊穴」を出る、ではなく、
「熊が」、穴を出る。
という意味です。
まー、俳句では一度も使ったことない・・・かな・・・・?
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
冬眠が明けて、熊が穴をでる季節・・・って本当に、冬眠明けの熊を見て俳句作ったひといるのかな?
春の山に来てみたら、いかにもクマがいそう。
そんな気配をいう季語でしょうか。
暖かさとともに訪れる、いろんな生き物でにぎわう季節の予感、そんな感じなんでしょうかねぇ。
そう思うと、自分の心のなかにもあれやこれ、冬とは違う、新しいなにかが生まれてきている、なにか本能からの指令が届いている・・・。
そう考えると、ちょっと理屈っぽくなりそうですが、俳句作れそうだなぁ。
二十四節気の「啓蟄」は、主に虫やカエルが地下から地上に現れるってな季節ですが、そんな時期、熊も蛇もトカゲも地虫(かぶとむしの幼虫など)も、穴から出て来てるぞ、ぞろぞろ。
これから春のまっただなかへ、そして夏へ、にぎやかな(そしてうっとうしいときもある)、生物に囲まれた生活がはじまるのだなぁ、と思います。
迷子